Happy New Year!! 2020

新年おめでとうございます

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1年=365日
すべての1日を鮮明に覚えている人はあまりいないでしょう。
良い日も悪い日も普通の日も、
覚えていたり、忘れたりする。

良い日を、楽しかった日を、
忘れてしまうって寂しいけれど、
だから、
また次の1日や楽しい日を
じっくり噛み締めることが出来るのかもしれない。

(悪い日や辛い日は残念ながら記憶が定着しやすいので、
忘れられたら、ラッキーですね。)

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撮影した日の事は、楽しいのでいつも覚えてますが、
実際は、その時の雰囲気や空気を覚えている感じ。
そして撮影した写真を見ると、
被写体の方がどんな表情をしていたかが残るので、
更に思い出したり、記憶に残り易くなります。

日常の中の一瞬。
記念日の一瞬。
どんな日も特別な一瞬。

これからもたくさんの楽しい、嬉しい瞬間を
皆さんと共有しながら、
たくさんの写真をお届けできる一年にしたいと思います。

朗らかに。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」

全取材先を撮影させて頂いた本が、いよいよ4月16日(火)発売です!
今回のテーマは、日陰のお庭。

どうしても日陰になってしまうお庭でも、アイディア次第で楽しく美しい庭づくりができる!
そのヒントがたくさん詰まった一冊です。

宇田川 佳子さん、斉藤 よし江さん、田口 裕之さん、3名のプロのガーデナー監修のもと制作された本なので、ものすごく充実した内容となっています。

より分かり易く実践しやすい情報を提供するために、編集さん、ライターさん、カメラマン、デザイナーさん、イラストレーターさん、校正さん、印刷屋さん、営業さん、、、と様々なメンバーが関わっています。
お会いした事がないメンバーが殆どでも、チームで一冊の本を作ります。
言葉と写真とデザインの融合。
それぞれが、それぞれの役割を全力で熟すから、出来上がった真新しい本を手にすると、ドキドキが止まりません。

今回表紙選びには関わりませんでしたが、最終的に選ばれたこの表紙写真、私も気に入ってます!

「日陰」って響きは少し暗いイメージがあるかもしれないけれど、写真を撮る上でもちょっとしたテクニックで、日差しが強い日向より綺麗に撮れたりします。
そして実は植物にとって日陰や半日陰の方が良いこともたくさんあるそうです。

お庭があるお宅はもちろん、なくても楽しめる一冊です。
充実した植物図鑑も必見!

本屋さんで見かけたら、ぜひ一度手に取って見てみてください!

[Link to Amazon]
「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」(家の光協会)
宇田川 佳子・斉藤 よし江・田口 裕之 (監修)

自然をデザインする

東京ではソメイヨシノがもうすぐ満開を迎えます。
ソワソワ、わくわくしている人たちも多いかと。

そして桜だけでなく、ほかにも沢山の花が咲き始め、街が色づき華やかになっていくこの季節。
花粉症と戦うマスクをした人たちで溢れてる。
私もその内の一人。
朝起きたらまずクシャミ。目がかゆい。辛いですね。
でも色々なところで咲き誇る花たちが、心を明るい方へ導いてくれている気がします。

今回は私の好きなチューリップをお届け。

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埼玉県毛呂山町にあるガーデンカフェ・グリーンローズの斉藤さんのお庭で、この見事なチューリップの姿を見たとき、今まで感じたことの無い感動を覚えました。

毎年1000球ほど新しい球根を足すそうですが、前年に咲いた小さくなった球根も残し、立派な花と小さな花を交ぜ合わせナチュラルになるようにしているそうです。
クリスマスローズや草木が絶妙なバランスで植えられてあり、それぞれが活かされている。
「規則正しく」ではなく、「より自然に」。
だから見ていて違和感なく、スッと花を楽しめる。

みずみずしく長く咲かせるには、木陰を選ぶのがポイントだそうです。日当たりがいいと、咲き進んでしまう。
確かに咲きすぎた(花が開きすぎた)チューリップは少し気の毒ですね。

一言でチューリップと言っても、ひと重咲き、八重咲き、ユリ咲きなどなど、種類も色もたくさん。
咲いた時にどのように見えるかを想像して頭の中でデザインする。
計算されているけれど、相手は自然。
イメージ通りに行く時と行かない時と。
でも思い通りにならなかったところがあっても、来年はどうしよう?と、それもまた楽しんでいるそうです。

『斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす』 グリーンローズさんの魅力が満載の本です。

『斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす』 グリーンローズさんの魅力が満載の本です。

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花が開く前の凜とした立ち姿もまた、チューリップの魅力です。

花が開く前の凜とした立ち姿もまた、チューリップの魅力です。

*HOMEのCover Photoも現在チューリップの写真にしています🌷(2019.3.28現在)

和の文化

背筋がしゃんとする茶室の空気。
外から聞こえてくる鳥のさえずりと、
お茶を点てる音が調和する。

クリーミーに泡立った抹茶は濃厚で、
渋味の中に旨味や甘味も感じられる。

茶室の静けさと、抹茶の香りが、
和みます。

The Japanese tea ceremony.  A traditional and ceremonial way of preparing and drinking green tea, typically in a traditional tearoom with tatami floor.

The Japanese tea ceremony.
A traditional and ceremonial way of preparing and drinking green tea, typically in a traditional tearoom with tatami floor.

大切に想う

歴史や伝統文化が色濃く残る町を取材した時のこと。
同行していたクライアントさんがふと「ここの人たち(取材先の地域の人たち)は仕事が細かくて丁寧だよね」とおっしゃった。
そこは、神社仏閣、工芸品店や飲食店など地域全体で歴史や文化を守りつつ観光地として発展した町で、私自身各箇所で案内してくださる方々の話を聞きながら撮影していて、同じことを感じていた。

人、モノ、自然、想い、歴史、時間、場所、、、
人は心から大切にしている「何か」に対して、自然と丁寧に接する。
言葉にすると「そんなの当たり前」と思うかもしれないが、いろいろな感情を持つヒトは、時として想いと反した行動をとってしまい「当たり前」ができない時もある。

取材先の人たちは町の歴史や伝統を大切に守りたいと言う気持ちから必然と仕事が丁寧になり、それが受け取る側に自然と伝わるのだと改めて実感した。
その人の接し方、仕事ぶりを見るだけで「大切に想う気持ち」を感じられると言うことは本当に素敵なことです。
それは見方を変えると、その逆もあるということ。慌ただしくぞんざいに取り組めば、それも相手に伝わってしまう。
仕事はスピードも大切な要素だけれど、これからも「想い」を大事に一枚一枚シャッターを切って行きたい。

下の写真は取材先の写真ではなく、花園神社へお参りに行った時のですが、ここもやはり「大切にしたい」と言う人々の想いが詰まった空気が流れています。
見慣れた場所でも少しだけ見方を変えて訪れてみると、新たな発見があって自分も少し変われる気がします。

新宿・花園神社 2017年8月某日

新宿・花園神社 2017年8月某日