自然をデザインする
東京ではソメイヨシノがもうすぐ満開を迎えます。
ソワソワ、わくわくしている人たちも多いかと。
そして桜だけでなく、ほかにも沢山の花が咲き始め、街が色づき華やかになっていくこの季節。
花粉症と戦うマスクをした人たちで溢れてる。
私もその内の一人。
朝起きたらまずクシャミ。目がかゆい。辛いですね。
でも色々なところで咲き誇る花たちが、心を明るい方へ導いてくれている気がします。
今回は私の好きなチューリップをお届け。
埼玉県毛呂山町にあるガーデンカフェ・グリーンローズの斉藤さんのお庭で、この見事なチューリップの姿を見たとき、今まで感じたことの無い感動を覚えました。
毎年1000球ほど新しい球根を足すそうですが、前年に咲いた小さくなった球根も残し、立派な花と小さな花を交ぜ合わせナチュラルになるようにしているそうです。
クリスマスローズや草木が絶妙なバランスで植えられてあり、それぞれが活かされている。
「規則正しく」ではなく、「より自然に」。
だから見ていて違和感なく、スッと花を楽しめる。
みずみずしく長く咲かせるには、木陰を選ぶのがポイントだそうです。日当たりがいいと、咲き進んでしまう。
確かに咲きすぎた(花が開きすぎた)チューリップは少し気の毒ですね。
一言でチューリップと言っても、ひと重咲き、八重咲き、ユリ咲きなどなど、種類も色もたくさん。
咲いた時にどのように見えるかを想像して頭の中でデザインする。
計算されているけれど、相手は自然。
イメージ通りに行く時と行かない時と。
でも思い通りにならなかったところがあっても、来年はどうしよう?と、それもまた楽しんでいるそうです。
『斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす』 グリーンローズさんの魅力が満載の本です。
花が開く前の凜とした立ち姿もまた、チューリップの魅力です。
*HOMEのCover Photoも現在チューリップの写真にしています🌷(2019.3.28現在)